レゲットの木|「読みやすい文章構造」のたった1つのポイント

PR

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

読書

文章書くときって、まず何に気を付けたら良いの?

まずは長すぎない文章を書くこと。

「レゲットの木」型で書きましょう。

ブログや仕事の文章を書くときは、読みやすさに気を配りたいもの。

「読みやすさ」を調べ始めると、読者目線や、ひらがな・カタカナ・漢字のバランス、などなど。

ポイントが多すぎて何から手を付けて良いか、分からなくなってしまうこともありますよね。

だからこそ、まずは基本の型に沿って文章を書くことに慣れていきましょう。

この記事では、読みやすい文章構成として「レゲットの木」型の文作りをご紹介します。

この記事でわかること
  • 「レゲットの木」型で文章を書くと読みやすくなる理由
  • 日本語の文章で、気を付けるポイント

【この記事を書いた人】

  • 2021年10月ブログ開始。記事執筆数100本以上。
  • サラリーマン。副業としてブロガー活動。
  • Twitter:@Beyond-s16

レゲットの木を詳しく読むなら「理科系の作文技術」

レゲットの木が詳しく紹介されている本は、木下是男著「理科系の作文技術」です。

レポートや論文の書き方を指南した本で、大学生協には必ず置いてある一冊。

字が小さめで、活字が苦手な人にとっては、ハードルが高い本に見えるかもしれません。

そんな時は、マンガ版が要点を押さえていて読みやすくなっています。

「レゲットの木」型で書くと文章が読みやすくなる

「レゲットの木」型の文章が読みやすい理由。

それは、文章の前半に言いたいことがまとまっているからです。

日本語にありがちな文章の構造

下の絵を見てください。

日本語に多い茂木型の文章構造

真ん中に大きな文章の流れがあって、左から右に進んでいきます。

周りの矢印は、大きな文章の流れを補助する情報を情報を表しています。

日本語でありがちなのは、上の図のように、

文章の大きな流れを遮るようにいろいろな情報がくっ付いてしまうことです。

こうした文章では「伝えたいこと」が見えにくくなってしまいがちになります。

「レゲットの木」型の文章構造

次にレゲットの木を見てみましょう。

レゲットの木(逆茂木型)の文章構造

レゲットの木では、情報が文章の後半に行くほど増えていきます。

つまり、読者に対して、最初に最も伝えたいこと(=トピック)を読んでもらえます。

そして、トピックを補助する情報が読み進めていくと出てくるので、

読者にとって読みやすい文構造を作れるのです。

実践編|レゲットの木で文章を書き直す

ここからは、実際に例を挙げてみましょう。

次の文章は、最近読んだニュースを一部脚色した例文です。

「2021年に二刀流で活躍し、アメリカンリーグのMVPを受賞した大谷翔平選手が、米老舗スポーツ誌”スポーツ・イラストレイテッド”が選ぶ今年のスポーツパーソンオブザイヤーに選ばれませんでした。」

この文章で本当に伝えたいトピック部分は、「大谷選手が」「スポーツパーソンオブザイヤーに選ばれなかった」の部分のはずです。

改めて文章を見ると、トピック部分が文章の途中に出てきていますね。

「読みにくいな」と感じたとしたら、その理由は

主語の「大谷選手」が登場する前に、2つの補助的な情報が入っているからです。

(①2021年に二刀流で活躍、②アメリカンリーグのMVPを受賞)

さらに、「スポーツパーソンオブザイヤー」が何なのかという説明も前に書かれているので、

1つの文が長くて、読みづらくなります。

レゲットの木の型にはまっていない日本語の文例
例文だと、前に説明が多すぎて、文章の流れが見にくい。

この文章を、レゲットの木型にリライトしましょう。

リライトする原則はただ1つ。

「補助的な情報は後ろに回す」

この原則で文章を組み立て直すと、自然と1つの文章が短くなってきます。

例文を書き替えるとしたら、次のようになります。

「大谷翔平選手が、今年のスポーツパーソンオブザイヤーに落選しました。」

「スポーツパーソンオブザイヤーは、米老舗スポーツ誌”スポーツ・イラストレイテッド”がその年に活躍したスポーツ選手を選出するもの。」

「2021年は二刀流で活躍、アメリカンリーグのMVPも受賞しただけに、驚きを隠せません。」

最後の「驚きを隠せません」は、元々の文章からニュアンスを汲んで書き足しています。

「MVPまで獲得したのに、スポーツパーソンオブザイヤーに選ばれていない」という書き手の伝えたい意見を、ダイレクトに表現できますね。

リライトしたことによって、トピックが一番前に、2文目以降に補助的な情報が足されていく構成になりました。

パラグラフの先頭にトピックを書く習慣を

ブログを書くときには、1つのヘッダタグの中に

2つ以上のトピックがあるかもしれません。

この場合、2つの段落(パラグラフ)に分けて文章を書くことになります。

それぞれのパラグラフの先頭にトピックが来ると

その段落で何が書かれているか、読者にとってグッと分かりやすくなりますよ。

「理科系の作文技術」に学ぶ読みやすい文章構成

今回ご紹介した、レゲットの木。

参考にしたのは、100万部を突破したミリオンセラー「理科系の作文技術」という本です。

この本で何度も書かれているポイントは2つ。

1つ目は「文章を短く、簡潔に」まとめること。

そして、2つ目が「事実と意見を分けること」。

それぞれ見ていきましょう。

文章は短く、簡潔に

ブログは、パソコンだけでなくスマホで読む人も多いです。

スマホの画面だと、長い文章はたくさん改行してスクロールが増えます。

短く簡潔な文章にすることで、スマホ読者も、読みやすい文を書けます。

事実と意見を分けること

事実と意見を分けて書くことが、読者の読みやすい文章構成につながります。

具体的な例を挙げましょう。

× 理系のサラリーマンにも大人気の「理科系の作文技術」は~

 100万部を突破した「理科系の作文技術」は~

「理系のサラリーマンにも大人気」は、この文を書いた人の周りだけかもしれません。

反対に「100万部突破」は2016年に達成された事実です。

上の例のように、

自分の周りでは「事実」でも、読者にとっては「意見」と思われてしまうことも。

このポイントを押さえて書くだけで、グッと読みやすい文章に近づきますよ。

まとめ:レゲットの木+簡潔な文で読みやすく

この記事では「レゲットの木」を使った読みやすい文章構成のつくり方をご紹介しました。

副業ブロガーさんにとっては、ブログだけでなく、本業で文章を書くときにも

押さえておきたいポイントです。

ここまでお読みいただき、ありがとうござました。

【Googleアドセンス合格】3回落ちて変えたのは○○|審査ポイント考察
ブログ開設から29日目、ついにGoogleアドセンスに合格しました! この記事では、このブログのGoogleアドセンス合格までの流れと、不合格→合格となった時に対策したことをご紹介します。 Googleアドセンスで不合格の場合に案内される動画には、不合格理由の気づきのポイントが隠れていると思うので、ぜひチェックしましょう!
ネガティブケイパビリティ|精神科医が説く先の見えない日々に持ち堪える力
仕事や人間関係、気候など、あなたを取り巻くストレス源はいろいろあります。 中には、自分では答えが出せないようなストレス源もあるかもしれません。 ストレスと上手に付き合う力をつけておかないと、精神的に参ってしまうことも。 この記事でご紹介する「ネガティブケイパビリティ」は、「答えが出せないような事態」に持ち堪えていく力です。
キッシンジャー超交渉術|「世界史」✖「交渉術」を学ぶ
かつてアメリカ国務長官を務めたヘンリー・キッシンジャー。ニクソン大統領・フォード大統領の政権時に、東西冷戦やベトナム戦争の外交交渉に携わった人物です。キッシンジャーは交渉術に長けていたと言われていて、彼が手がけた外交交渉を...
読まれないブログがすべき対策|書籍「失敗から学ぶマーケティング」に見る効果的な方法
ブログを始める理由はさまざまですが、最初に目指すことは共通しています。それは「読まれるブログを作る」こと。この記事では、書籍「失敗から学ぶマーケティング」を読んで読まれるブログを目指すためのブログの宣伝の仕方につい...

コメント

タイトルとURLをコピーしました