①いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい
1冊目は、ジュリア・キャメロンとエマ・ライブリーの共著、
「いくつになっても「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。」
60歳を超え、リタイアした人向けに「ずっとやりたかったこと」を見つけるための、
ワークを紹介しています。
ワーク①:メモワール
ワーク②:モーニングページ
ワーク③:アーティストデート
ワーク④:ソロウォーキング
ワーク①:メモワール
メモワールは、フランス語の「記憶」「思い出」の意味。
自分のこれまでの人生を振り返って、
大切にしていたこと、好きだったことを思い返すワークです。
これまでの人生を12分割して、1つの期間ごとに記憶を呼び起こします。
ワーク②:モーニングページ
モーニングページは、毎朝手書きのノートに今の自分を書き込むこと。
書く内容は、自由。
自分が悩んでいる人間関係、やってみたいこと、行ってみたいところ。
ポイントは、ペンで紙に書くということ。

パソコンやスマホに入力するスピードは、
手書きに比べて爆速。
思考をゆっくりとめぐらすことができません。
紙に書きだすことは、スピード感を抑えて
考えを整理しながら書けます。
もう1つのポイントは、朝起きてすぐに書くこと。
自己肯定感が上がると言われるアファーメーションも、朝起きて行う方が
理性的な判断が鈍っていて受け入れやすいと言われています。
モーニングページも、早朝に書くと、自分の心にフタをせずに書き綴ることができます。
ワーク③:アーティストデート
アーティストデートは、体験してみたいことを挙げて、1つだけやってみること。
少しでも気になっていることに挑戦して、新しい世界を拓くためのワークです。

仕事を長く続けると、
「自分の専門以外のことをしてはいけない」
「初心者になって、人に教えを乞うのが怖い」
こんな思考に固まってきてしまいます。
アーティストデートで最も重視されるのは、
自分の「インナーチャイルド(内なる子ども)」の心を満たして挙げること。
インナーチャイルドは、上手い下手も関係なく、
自分が楽しいと思えることに没頭できます。
自分の心を満たしてくれる趣味・ライフワークは、
心の満足だけでなく、新たな人間関係やルーティンにもつながります。
ワーク④:ソロウォーキング
最後のワークは、1人で歩くこと。
家族や友人は、あなたにとってかけがえのない支えにもなりますが、
思考を広げる妨げとなることもあるのです。
あなたが自分の思いと向き合うために、
1人で行動する時間がソロウォーキングの目的です。
普段なら寄らないお店に立ち寄ったり、いつも通らない道に入ったり。
ちょっとした気まぐれがもたらす、新たな出会いが
メモワールを思い起こしたり、アーティストデートの始まりにもなります。
それぞれのワークが連鎖して、あなたにとって
「ずっとやりたかったこと」を思い起こし、実行に移す手助けにもなります。
②社会のしんがり
2冊目は慶應義塾大学の駒村康平教授が編著の本、
「社会のしんがり」

しんがり(漢字で書くと「殿」)は、一番後ろのこと。
世の中で話題に上がりやすいのは、
「新しい未来を切りひらくこと」や「便利な世の中を実現すること」、
そんなことが実現できる、時代の一番前を走る人たち。
でも、その陰では、子どもの貧困や生活困窮者、障がいを持って生きる人が
社会から取り残されてしまうことも増えていきます。
「社会のしんがり」は、そんな社会から取り残されてしまいそうな人たちを支えようとする
組織や、現場で活動する人に焦点を当てた1冊です。
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