【清里|天女山】牧場を満喫できるハイキングコースの見どころと注意点をご紹介

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登山

登山の醍醐味と言えば、秋の紅葉を思い浮かべる人も多いと思います。

毎年10〜11月ごろは日帰り登山できるコースの紅葉が最盛期ですね。

山に登って紅葉が楽しめるのが一番ですが、高い山を眺めながら歩くハイキングでも十分に紅葉が楽しめます。

この記事では、山梨県の美し森〜天女山のコースの見どころ、気をつけたいポイントをご紹介します。

この記事でわかること
  • 天女山への電車アクセス
  • 天女山ハイキングコースの見どころ
  • 出発前に注意したいポイント

【この記事を書いた人】

  • ブログ3か月目。記事執筆数60本以上。
  • サラリーマン。副業としてブロガー活動。
  • 登山は日帰り~山小屋泊まで。富士山経験あり。
  • Twitter:@Beyond-s16

美し森~天女山のアクセス

今回はJR小海線の清里駅を出発、お隣の甲斐大泉駅が終点の4時間コースを歩きました。

JR小海線には、中央線の小淵沢駅で乗り換えできます。

1日に10本しか電車が無いので、電車の時間をチェックしてから出発しましょう。

モデルコースはこの本から選んでいます。

日本百名山|八ヶ岳を眺めて歩くコース

モデルコースでは日本百名山の一角、八ヶ岳を眺めて歩きます。

関東の登山家以外にも人気が高い八ヶ岳。

秋~春にかけては、冠雪の山稜が連なってとてもきれいですね。

「日本百名山」はもともと随筆集

「日本百名山」とは、登山家・文筆家の深田久弥(ふかだひさや)さんが綴った随筆集。

深田さん自身が登った山から、品格・歴史・個性のある日本の名峰100座を紹介しています。

大正~昭和時代に日本全国の山に登って特に好きな100座を随筆集にする、深田さんの山への愛が伝わってきますね。

1964年に刊行された「日本百名山」、現在でも「山と渓谷」などの山岳雑誌で度々特集が企画されるほど、登山愛好家の間で話題になりやすいキーワードです。

今回モデルコースを選んだ1冊は、そんな百名山を眺めて歩ける軽登山・ハイキングコースを多数紹介しています。

子どもとの初登山や、足慣らしのハイキングコースを探している人には参考になるコースが多そうですね。

紹介コースの行程

今回のコースと実際にかかった時間の一覧はコチラ↓

時間参考
JR中央線 八王子駅発06:35普通 松本行(始発)に乗ります。
JR中央線 小淵沢駅着/発09:02/09:20野辺山行(臨時)に乗ります。
JR小海線 清里駅着/発09:43/9:50ここから歩きます。
美し森駐車場10:20
美し森山の展望台10:35
羽衣池11:00
川俣側東沢11:30
八ヶ岳牧場展望台12:00
天女山山頂着/発12:30/12:40ランチ休憩
天女山入り口12:55
JR小海線 甲斐大泉駅着/発13:25/14:09Suica・クレジットカードが使えません。
JR中央線 小淵沢駅着/発14:21/14:29あずさ31号に乗ります。
JR中央線 八王子駅着15:48

ハイキングコースとは言え、本格的な登山路を歩く箇所もあるので、登山用の装備はしっかりと準備しましょう!まずは揃えたい道具たちは以下の記事でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

コースの風景をご紹介|見どころは3つ

清里駅からは県道沿いを美し森駐車場へ

起点の清里駅はSLが飾ってあってキレイな駅です。

小海線の中では数少ないSuica対応駅なので、家の最寄りからSuicaで乗ってもOK。

駅前にはファミリーマートもあるので、飲料や食料がちょっと心配な時は買っておきましょう。

白いきれいな駅舎の清里駅
駅前にはSLの展示も!

駅前の道に沿って美し森駐車場を目指す道は登りの連続です。

入りのペースが速いと疲れてしまいやすいので、マイペースを心がけましょう。

街路も色づいてきています(2021年10月16日撮影)
美し森駐車場は道路の左手にあります

見どころポイント①:美し森駐車場からは木道で展望台へ

駐車場からは木道を歩いて美し森山の展望台へ向かいます。

視界が開けているので、周りの眺望を楽しみながら、進めるスポットです。

紅葉を楽しめる木道沿いの植物たち
期待したくなる看板
遠くには天気が良ければ山海が見える・・・はず。
立派な石碑の向こうの八ヶ岳は見えず。

この日は翌日からの雨雲が近づいていて、残念ながら八ヶ岳は見られずでしたが、天気が良ければ絶景間違いなしのスポットです。

見どころポイント②:森と沢を軽快に歩いてリフレッシュ

美し森展望台を超えるといよいよ登山道らしくなってきますが、整備されているので森の中の道を楽しめます。

森の音と木漏れ日が心地よい木道
このあたりから沢の音が心地よくなります。
羽衣の池からは赤岳方面と道が分かれるので注意!
水量が多いので、濡れないように気を付けましょう!

木漏れ日と森を抜ける風の音が心地よい道を進んでいくと、沢の音が聞こえてきます。すれ違ったワンちゃんたちも遊んでいたのだとか(笑)

水量が多く、グラグラの石もあるので、渡るときは足元に十分気を付けましょう。

見どころポイント③:雄大な牧場ハイク

沢を超えてしばらく歩くと、フェンスと有刺鉄線が現れたら、八ヶ岳牧場内を歩くコースのスタートです!

このコースは、八ヶ岳牧場の中を歩くので、放牧されている牛たちを間近に見ながらハイクが楽しめますよー!

たくさんの牛が草を食んでいる光景も圧巻
雲が無ければ牧場のバックに権現岳が!

牧場内には休憩もできる開けた展望台があるので、遠くの景色と牛たちを眺めながらランチ休憩にもぴったりでした!

牧場を超えたら、天女山山頂を越えて甲斐大泉駅へ

牧場を抜けたら、天女山まではあと15分ほど。

天気が良ければ、天女山山頂から富士山も見えるはず。

なのですが、この日は雲が多くて見られず。

山頂の石碑だけ見て帰ってきました。

山頂展望台の石碑。そのまま進むと下山路が始まります。
下山中にわかりにくかったところ。左側に山道の続きがあります。

下山中に一度大きな道路に出て、道路沿いに歩きたくなりますが要注意!

左側に進むとガードレールの切れたところに山道の続きがあるのでそちらを降りましょう。

天女山登山口の道路に出たら、道なりにまっすぐ進んでJR小海線の甲斐大泉駅に着きます。

気を付けるポイントは3つ

気を付けるポイント①:小海線は時間とICカード対応を要チェック

JR小海線は日本の鉄道の中で標高が高い駅ベスト5全部が揃っている高原鉄道で、交通系ICカードに対応していない駅がほとんどです。

今回ご紹介したコースの場合。

清里駅はICカードのタッチで出場できますが、甲斐大泉駅ではICカードでは入場できません

現金のみ対応なので、切符を買いましょう。

小淵沢駅までの切符を買った方がオトクな場合も

ここだけの話ですが、中央線の帰る駅によっては自宅の最寄り駅までの切符を買わない方がオトクです。

つまり、「甲斐大泉駅ー最寄り駅」のきっぷを買うよりも「甲斐大泉駅-小淵沢駅」+「小淵沢駅-最寄り駅」で買った方がきっぷ代が安くなります。

切符の買い方(甲斐大泉駅から立川駅の例)
  • 甲斐大泉駅から立川駅の乗車券=2,640円
  • 甲斐大泉駅から小淵沢駅=240円
  • 小淵沢駅から立川駅=2,310円
  • 甲斐大泉駅から立川駅まで、小淵沢駅で分割して買った場合=2,550円
  • 90円おトク!

現金の手持ちが少ない時、Viewカードで購入したい!という時には、小淵沢駅までの乗車券を買いましょう。

小淵沢駅には自動券売機があるので、Viewカード以外のクレジットカードでも乗車券や特急券の購入が可能です。

電車の本数も要注意|最大2時間電車が来ない

もうひとつ、小海線で気を付けたいのが電車の時間です。

今回乗った14:09発に乗り遅れると次の列車は15:51発、家に着くのが2時間遅くなるので電車の時間は要チェックですよ。

余談ですが、私の場合、電車に乗り遅れたくない一心でほとんど休憩をしなかったので後半にバテてしまいました。

気を付けるポイント②:人が少ないので地図と熊鈴はマストアイテム

今回約4時間のコースを歩きましたが、すれ違った人は全部で10人くらいでした。

人通りが少ない山道はうっかり道を間違えたりする可能性もあるので、必ず地図を持っていきましょう。

地図は昭文社の山と高原地図が注記も多くて読みやすいと思いますよ。

クマの出没情報もある

また、甲斐大泉駅周辺でのクマの目撃情報も報告されています。

特にソロで行く時は、熊鈴やラジオなどの音の出るものを身に着けましょう。

出会わないように気を付けるのが必須です。

熊鈴のオススメは、マジックベアベルという鈴です。

理由は音がよく響いて遠くまで聴こえるから。

早めにクマにこちらの居場所を知らせて、遠ざけるようにしましょう。

気を付けるポイント③:下りが多いので、靴ヒモのかけ方をチェック

今回歩いてみたコースですが、羽衣池を超えると天女山の山頂付近まで下りの道が多いと感じました。

靴ヒモをしっかりと結んで、足が疲れないように気を付けたいですね!

私の場合ですが、実際に靴ヒモは次のように結んでいます↓

一番上のフックまでかけてしっかりホールド。
蝶結びの輪の部分を長く出す
長く出した輪の部分をもう一度蝶結び
パンツの裾で結び目を隠す

下りの場合は、足をしっかり固定するように一番上のフックまでかけて結ぶようにしています。

また、長い靴ヒモを余らせて木の根などにひっかけると事故につながるので、ひっかけないように工夫して結ぶようにもしています。

おまけ:今回の山行きの楽しかったこと

ここからは、私の日記みたいなものです(笑)

今回はソロ登山、行きの電車ではお隣の席の方と話して途中まで行きました。

山が共通の話題としてあるので、今日登る山の話やお互いの山歴のお話など、話題が尽きないですね。

以前読んでいた北村薫さんの「八月の六日間」という小説も、主人公はソロ登山が趣味。

山行の途中で出会った人と意気投合して話すシーンが出てきますが、「私の身にも起こった!」と思ってこの本を思い出していました。

ちなみに「八月の六日間」の中では、主人公はいつも登山のお供に本を持っていきます。

私もマネして今回はこちらの1冊をチョイスしました↓

以前の記事で紹介した宮下奈都さんの小説で、主人公の女性の成長を描く1冊です。

1人で登るときにはピッタリな1冊だと思いますよ。

もう1つ、楽しかったことと言えば美し森の木道で出会った家族たち。

2歳の女の子が一生懸命自分の足で登っていました。

我が子と行けるまで、まだしばらくかかりますが、先の楽しみができる出会いでした。

山の一期一会は特に印象に残りますが、今回は良い出会いばかりでした。

まとめ:充実したコースでリフレッシュハイクを!

この記事では山梨県の美し森~天女山を百名山の八ヶ岳を眺めながらハイクするコースをご紹介しました。

家族連れでも歩けるコースもあるので、山が色付く季節だけでなく、春先の高原歩きなどにもオススメです。駐車場が多いエリアなので、車で日帰りのおでかけする方にも合うかもしれません。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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