登山をこれから始めてみたい!という人の中には、「道具は何をそろえたらいいんだろう?」と悩んでいることもあると思います。
この記事では、まず揃えたい登山の道具5つを、私が実際に使っている道具と合わせて紹介します!
この記事で紹介する登山ギアは5つ
このブログの中の人が最初に揃えておいたほうが良いと思う道具は、次の5つです。
- 登山用のザック
- レインウェア
- ヘッドライト
- 登山用の靴
- 登山靴用の靴下
記事を書く前にちょっと自己紹介。
中の人の登山歴は5年ちょっとです。初チャレンジは富山県の立山連峰(最高点は3,015m)で、これから紹介する装備を使って山小屋に2泊3日のコースを登りました。
登山道具は使用頻度にもよりますが、一度買えば数年は使えるので、ぜひ自分にピッタリの1品を見つけてくださいねー!

登山の道具①:登山用のザックは容量と自分の背中の長さで選ぶ
登山用のザックは、「容量」と「背面部分の長さ」の2つに注目して選びましょう!
ザックの容量:山小屋に泊まるなら35Lがオススメ
登山用のザックの容量はリットル単位で書かれています。山小屋に1,2泊するような登山を目指している人には、35Lがオススメです!
荷物を詰めてみると、この後紹介するレインウェアや着替え、防寒着などに加えて行動食を入れてちょうどよいくらいになると思います。
日帰り登山用のザックを探している人には、20L~25L程度の容量でも足りると思います。丈夫なので、普段は防災用品を入れて地震などの非常時の持ち出し用ザックにするアイディアも!
ザックの背面長:首の付け根から腰骨までの長さに合わせて選ぶ
登山用のザックは、荷物を詰め込むとかなり重くなるので、肩のショルダーと腰ベルトで支えます!
腰のベルトの位置と自分の骨盤の位置が合っていると、ザックを支える時に必要な力が小さくなるので、自分の背面長に合ったザック選びで疲れにくい登山を目指したいですねー!
背面長は首の付け根にある第七椎骨から腰の付け根部分までの長さを測りましょう!
ザックは同じ容量でも、S、M、Lなどのサイズに分かれていて、メーカー毎に背面長と対応しています。例えば、グレゴリーというメーカーのザックの場合、サイズと背面長の対応は以下のようになっています。
- XSサイズ 36cm~41cm
- Sサイズ 41cm~46cm
- Mサイズ 46cm~51cm
- Lサイズ 51cm~56cm
「ちょうどMサイズとLサイズの間くらいだなぁ」という人は、ぜひ店舗に行って試着をしてみてくださいね!
ザックと合わせてザックカバーも買いましょう
グレゴリーのザックの良いところは、ザックカバーが標準で含まれていることです!
ザックカバーを使えば、ザックの中身を濡らさなくて済むようにザック全体をすっぽりつつんでくれます。
付属していないザックの場合は別途購入しておくのが良いと思います。レインカバーもザックの容量によってサイズが異なるので、よく確認してから購入に進むようにしましょう。
虫が苦手な方は、オレンジ色を避ける
私はオレンジ色のザックを使っています。実際の写真がコチラ↓

このオレンジ色のザックには、虫が寄ってきやすいです。休憩しようと思って背中から下ろすとハエが2~3匹ついていることはしょっちゅうあるので、虫が苦手な方はブルー系やグリーン系などのザックが無難かもしれません。
登山の道具②:レインウェアはGORE-TEX機能付きが快適!
「山の天気は変わりやすい」とよく言われますが、登っている途中に雨が降ってきてしまった時にはレインウェアが活躍します。
登山中に身体を濡らしてしまうと、水分が蒸発するときに体温が奪われてしまいます。最悪の場合、低体温症で動けなくなることもあるので、防水機能に注目して選びましょう!
防水機能を選ぶときにはGORE-TEX(ゴアテックスと読みます)機能がついているレインウェアを探してみてください。
GORE-TEXは
- 雨などレインウェアの外側からの水に対する高い防水機能
- 身体から出る汗の湿気や熱を逃がしてくれる機能
の2つを兼ね揃えていて、悪天候になってしまった場合でも快適性を保って歩くことができます!
夏の登山で雨が降ってきてしまった場合など、レインウェアの中が蒸れてめちゃくちゃ体感温度が高くなるので、湿気や熱を逃してくれる機能は必ずつけておくのがオススメです!
登山のときはもちろんですが、雨の日の自転車移動など、日常生活のレインウェアとしても使えるので、カラーやロゴデザインにこだわって選びましょう。
登山の道具③:ヘッドライト選びは明るさと電池タイプで選ぶ
ヘッドライトは、早朝や夕方に山道を歩くことになってしまったときのために、登山に行く時はザックに必ず入れていくのが安心です。
山道は、足元に木の根などがあるので、暗くなってからの行動はそもそも避けた方が良いのですが、どうしても歩かなくてはいけない時は、ヘッドライトで足元を照らしましょう。
ヘッドライトを使えば両手が使える状態なので、万が一倒れそうになった時も身体を支えることができます!
ヘッドライトの明るさ:「ルーメン」の数字が大きいほど明るい
多くのヘッドライトのパッケージにはルーメン(Lm)という単位で数字が書いてあって、数字が大きいほど明るくなります。
私は以下の161ルーメンのヘッドライトを使っていますが、富士山の日の出前の登山でも足元をしっかり照らしてくれました!
電池を消耗しないように、下山したらヘッドライトから取り出すようにしています。
登山に行く前には家で点灯してみて、十分明るいことを確認してから出発するよう注意しましょう
ヘッドライトの電源:安さ重視なら乾電池タイプ!バッテリータイプもあります
安さを重視するなら、乾電池タイプのヘッドライトの方が比較的安く購入できます!メーカーによりますが、単4乾電池が3本必要なヘッドライトが多いです。
充電式のヘッドライトは、値段は高くなりますが、充電しておけばいつでも電池満タンで登山に出発できる上に、SDGsにも対応していてこれから増えていくのかもしれませんね!
登山の道具④:登山用の靴は足首までカバーできるミッドカットがオススメ!
登山用の靴は、岩の硬い山肌を歩いても疲れないように靴のソールが硬く作られています。
足首を痛めてしまうと、登山を続けることができなくなってしますので、足首までしっかりとカバーしてくれるミッドカットの登山靴がオススメです!
アウトドアギアで有名なノースフェイスは、最初の1足にはピッタリだと思います。
もう少し、本格的な登山靴としては、ドイツの登山靴メーカーLowaの1足はいかがでしょうか。
Lowaは紐のかけ方が独特でカッコいいので、「他の人とは違うものが欲しい!」という人に合っていると思います。
登山靴の選び方:つま先が靴の中で当たらないこと
登山靴のサイズは、つま先部分に余裕ができるように、普段履いているスニーカーや革靴よりも0.5cm~1cm程度大きくした方が良いと言われています。
理由は、つま先が靴にピッタリだと、山を下るときにつま先が靴に当たり続けてしまうからです。
最悪の場合、痛みで歩けなくなる場合もあるので、サイズ選びは慎重にしましょう。
以前、登山用具屋さんで教えてもらったのは、
- 登山靴を履いて、紐を締めない状態で一番つま先部分まで足を入れる
- かかとの後ろに太めのマッキーをさし込めるくらい
がちょうどいいですよーと教えてもらったことがあります。
「長距離歩くし、失敗したくない」という人は、お店で試着して選びましょう。
登山靴を買えるお店では、登りや下り、岩場などのミニコースが用意されていて試し履きができるので、自分にピッタリの1足を見つけてくださいねー!
登山の道具⑤:登山靴用の靴下は靴と合わせて選ぶ
「最後に靴下?」と思う人もいるかもしれませんが、登山道具選びでは、靴下選びと靴選びは同じくらい大切だと個人的に思っています。
理由は、靴下の厚さによって登山靴と自分の足のフィット具合を調整できるから!
登山靴のところでも書いたように、登山靴は足首までしっかり保護できるのが良いので、「足の大きさにはピッタリだけど足首周りまでフィットしないな」という時は、厚手の靴下でよりフィット感を高めることができます。
カラフルな靴下も多いので、お気に入りのカラーや厚さ探しを楽しめると良いですねー!
おまけ:一度使ってから手放せなくなったギア
足腰をサポートするスポーツタイツ
衣料品メーカーのワコールから発売されているスポーツタイツ「cw-x」です。
cw-xでは、次の5つのラインナップがあり、それぞれサポートしてくれる身体の部位が異なります。
モデル名 | サポートしてくれる部位 | ふくらはぎの段階着圧 | |
COREモデル | 股関節、腰 | なし | |
EXPERTモデル | 股関節、ふともも、ひざ、ふくらはぎ | あり | |
STABILYXモデル | 股関節、腰、ふともも、ひざ、ふくらはぎ | あり | |
GENERATORモデル | 股関節、腰、おしり、ふともも、ひざ★、ふくらはぎ★ | あり★ | |
SPEEDモデル | 腹圧、股関節、ふくらはぎ★ | あり★ |
私はGENERATORモデルを愛用していますが、下半身の筋肉をフルにサポートしてくれるので、同じ山に登る時でも、cw-xを履いている時と履いていない時で疲労感が全く違います。
足腰の負担を軽減する登山アイテムとしては、トレッキングポールを使う方も多いと思います。
ポールの使い方が最初は難しかったり、ザックに入らないので荷物が多くなったりするので、スポーツタイツで足腰の負担を軽減する方法もぜひ考えてみてください!
まとめ:出発前には道具の点検を!
この記事では、登山を始める時に、まず揃えたい道具を5つご紹介しました。
この他にも登山用のウェアやグローブ、帽子など、揃えておくと快適な登山が楽しめるギアがたくさんあります!
「お気に入りの道具がある」、「このギアは絶対持っていく!」など皆さんの必須アイテムをコメント欄から教えて頂けたら嬉しいです!
ボトルやウォッチは普段使っているアイテムのレビューも書いているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいー!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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