【水墨画の挿絵に注目】児童から大人まで読める昔話「びんぼう神様さま」をご紹介

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読書

最近、遅ればせながら、金持ち父さん、貧乏父さんを読んでいます。

お金について学ぶこと、お金を自分のために働かせることについて書かれたこの本は、度々メディアでも取り上げられて、一度は耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

そんな金持ち父さん貧乏父さんの第1章には「金持ちになっても問題は解決しない」という言葉が出てきます。

お金をたくさん持つことによって増殖する欲望やそれを失う恐怖に絡めとられてしまったら、私たちの人生はお金のために働き続けるだけになってしまいますね。

前置きが長くなりましたが、金持ち父さん貧乏父さんのこの1節を読んでいて思い出したのが、以前読んだびんぼう神が主人公の本、「びんぼう神様さま」です。

人生にとって大切なことは何か、そんなことを考えさせてくれる1冊でした。

この記事では、びんぼう神様さまをご紹介しましょう。

作者は高草洋子さんは日本画家や水墨画家に師事

作者の高草洋子さんは、2児の母。日本画を多摩美術大学の名誉教授でもあった上野泰郎氏、水墨画を佐藤紫雲氏にそれぞれ師事したことが著者紹介で書かれています。

本の表紙に「画・文 高草洋子」とある通り、この本には高草さんが手掛けた水墨画の挿絵が随所にちりばめられています。

水墨画の独特の濃淡あるタッチでびんぼう神や登場人物が描かれていて、ストーリーと同じくらい注目してご覧いただけたらと思えるこの本のポイントです。

本の装丁にもこだわりが感じられて、手に取って読むのが楽しい1冊ですよ!

ストーリーは日本の昔話になぞらえて

松吉の家にびんぼう神が住みつき、家はみるみる貧しくなっていきます。 ところが松吉は悲しむどころか、なんと神棚を作ってびんぼう神を拝みはじめました。 「なんで嫌われもんのわしを?」 不思議がるびんぼう神はやがて・・・。

(「あらすじ」より)

あらすじを見て気づく人も多いと思いますが、この本は日本の昔話になぞらえています。

松吉という農家の家にびんぼう神が住み着いてからのエピソードが描かれています。

漢字には読み仮名もふってあり、小学校高学年くらいから読むことができそうに思えました。

家に居ついたびんぼう神様に毎日手を合わせる松吉の意図や、松吉の住まう村の人々を襲う事件。そしてびんぼう神様が起こす思いがけない行動とは・・・?

子どもにとって読みやすく、一見すると児童書のように感じました。

しかし、私は大人の人こそ「家族との時間」や「人生で大切なこと」について考えるきっかけとなるエピソードの詰まっていてオススメしたい本だと思います。

まとめ:児童書として、大人の読書としてオススメしたい1冊

この記事では、「びんぼう神様さま」をご紹介しました。

記事の冒頭に書いた通り、私は金持ち父さん貧乏父さんを読んでいて、この本に思い当たりました。

お金や幸福について思い詰めてしまうようなことがあった時、肩の力を抜いて読んでみるのはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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