英語の勉強を1人で始めたいと思うきっかけはいろいろあります。
「英語の方が得意な同僚ができた」
「世の中が落ち着いたら、海外旅行に行きたい」
独学で英会話の勉強を始める時に、自分のレベルに合わない方法を選ぶと思ったようなレベルアップにつながらないことも。
だからこそ、「今のレベル」と「ゴール」を明確にする必要があります。
この記事では、簡単にできる「意識すべきステップ」や、初心者にも使いやすい教材をご紹介します。
- 英会話を独学する計画の立て方
- 英会話勉強に必要な3ステップ
- 最速で英会話を修得するためには○○を予約する

【この記事を書いた人】
- 2021年10月ブログ開始。5か月で100記事公開。
- サラリーマン。副業としてブロガー活動。
- TOEIC730点超。英語プレゼン経験あり。
- Twitter:@Beyond-s16
英会話独学の計画の立て方
英会話の独学を始める時には、計画を立てます。
計画を立てる時に気を付けたいのは、次の2点です。
今のレベルに合わせて勉強法を選ぶ
独学を始める時に最も大切なこと。
それは今の英語のレベルに合わせて、計画を立てることです。
例えば、仕事で英語が必要になったならば
「自分の経歴を英語で伝えられるようにする」とか
もしかすると
「相手の言ったことが分からない時に、聞き返すフレーズを5種類マスターする」
というのもあり得ます。
期間は最長でも6か月以内
計画を立てる時は、最長でも半年後(6か月以内)のゴールを決めましょう。
理由は、長すぎると「何をすべきか」がぼやけてしまうから。
3年後や5年後に「こんな風になりたい!」というイメージがあるならば
「3年後のイメージに近づくために、半年後には○○できるようになる」
のような立て方が、目の前のやるべきことが分かってgoodです。
上達を感じるには最低3か月
計画が短すぎるのもオススメできません。
理由は、自分の上達を感じにくく感じるから。
1日にかける時間にもよりますが、1~2か月だと上達を実感できる機会が少ないです。
例えば「簡単な挨拶、やり取りができるようになった」と思えたとしても、
あなたが必要としている英会話のレベルとは違うゴールになってしまいます。
もっと高いレベルまで到達するためにも、最低3か月程度は計画しておきたいですね。
英会話の独学は3ステップ
英会話の独学を始めたら、意識して練習するのは次の3ステップです。
【英会話独学で意識する3ステップ】
- 単語力を鍛える。
- 人と話すことに慣れる。
- 自分の意見を伝える。
最初にどんな計画を立てていても、この3ステップで必ず計画達成につなげていけます。
もちろん、それぞれのステップにも目的とゴールがあるので、1つずつ見ていきましょう。
初心者はステップ①から|基礎がOKならステップ②から
自分のレベルに合わせることが大切ですが、
初心者の人にはステップ①から始めるのがオススメです。
理由は、英会話だけでなく、英語力の基礎から見直せるからです。
英会話のベースとなるのは、基礎的な英語力、つまり単語力です。
ステップ①で単語力を鍛えることが、後々の上達のスピードアップにもつながります。
「単語は結構わかるなー」という人は、ステップ②から始めてガンガン英会話力を鍛えましょう。
ステップ①:単語力を鍛える

目的:英会話で「単語が出てこない」を無くす
英会話の最大の障壁、それは知っている単語が圧倒的に少ないことです。
知っている単語を増やす → 自分で話せる言葉にしていく
このステップを最初に実践することで、英会話をするときの心理的な負担は大きく減ります。
自分で使いこなせる単語を増やすこと
単語を覚える時に避けたいのは、単語の意味を1つずつ覚えること。
言葉の意味は分かるようになっても、どんな会話や文脈で使えば良いかを覚えないと、自分で話せる言葉にはなりません。
英語の例文を使って覚えていくようにしましょう。
使った教材:DUO3.0
英単語を文で覚えていく時は、英単語帳「DUO3.0」を使いました。
DUO3.0では、 560本の例文で1600語の重要単語と現代英語の熟語1000フレーズをカバーしています。
驚くのは、重複している単語やフレーズがないこと。
ずらーーーーーっと英単語が並んでいるタイプの英単語帳に比べると、
- どんなシチュエーションで使うか
- 前後にどんな言葉が来るか
という2点を合わせて覚えることができます。
それぞれの単語の読み方もカタカナで書いてくれているので、「読み方よくわかんないなー」と思って何となく読み飛ばす心配もありません。
勉強法:音読すること
DUO3.0で英単語を覚える時は、例文を音読すると効果的です。
理由は①単語を覚えること、②英語を口に出すことの2つを同時に鍛えることができるから。
新しく出てくる英単語には、カタカナで読み方が書いてあります。
英会話で使える単語を増やすために、
発音の練習も合わせて行いましょう。
個人差はあると思いますが、DUO3.0を5周くらい続けると、
発音することにも慣れてきますよ。
英単語帳を5周、声に出して読む。
もっと詳しいDUO3.0の紹介は、以下の記事を参考にしてみてください。
ステップ②:人と話すことに慣れる
目的:英語で会話する習慣を作る
ステップ①を1人でトレーニングしたら、次は人と話すことに慣れましょう。
いざ、英語で話そうと思っても、慣れていないと難しいものです。
学校や職場で話す相手が見つかれば良いですが、割と稀なケースだと思います。
ここからは、英語の話し相手を見つけましょう。
人と英会話することに慣れる
使った教材①:英会話サークル
「毎週や毎月、決まった日時に参加できる」
「そんなにお金をかけたくない」
そんな人には、英会話サークルを利用する方法があります。

英会話サークルは、東京都内ならば多くの各市町村で開催されています。
東京英会話クラブは、参加者どうしが会話していくスタイルで、1回約2時間の参加費が500円と安く始められます。
参加する会場によりますが、学生からリタイアされた人まで、幅広い人が参加しています。
また、場所は限られますが、英会話カフェという名前で開催されているものもあります。
私は町田駅近くの英会話カフェ(町田英会話ラウンジ)に行ったことがありますが、ネイティブの人と直接話せました。
話すだけでなく、聴く力も鍛えることができて良かったですよ。
参加費は30分あたり500円で、滞在した時間分だけ払って帰るシステムです。
軽食やソフトドリンクもあって、まさにカフェしながら英会話を楽しむスタイルです。
英会話サークルの詳しい紹介は、こちらの記事を参考にしてみてください。
使った教材②:オンライン英会話
「24時間自分の好きな時間に英会話をしたい」
「月に1万円以下ならお金を出してもいい」
そんなあなたには、オンライン英会話の方が短期間で英会話に慣れることができますよ。

オンライン英会話は、毎日英会話レッスンを受けられるサービスもあるので、英語を口にする時間を圧倒的に増やすことができます。
私は、ネイティブキャンプを選んで8か月ほど受けていました。
ネイティブキャンプでは、毎日回数無制限にレッスンが受けられます。
自分の英語熱が冷めないうちに、毎日何回でも受けられるので
短期集中型の人に合っています。

さらに、カランメソッドと呼ばれるレッスンを受けることができます。
「通常の4倍の速さで英語を修得できる」というカランメソッド。
赤い彗星のシャアの「通常の3倍」を超える速さが本当か、5か月間実践した記録は以下の記事をご覧ください!
勉強法:相手に質問する
どんな言語で話すときも、会話を広げる時に有効なのは、
相手に質問することです。
・何と言っていたか分からない時
・初めて聞く言葉だった時
・相手の意見を聞きたい時
いろいろな場面で質問は有効ですし、
興味を持って聞いていることを伝えられれば、会話ももっと弾みますよ。
文法は後回しでOK
文法はもちろん大切ですが、英会話初心者のうちは気にせずドンドン話しましょう。
まず何かを伝える力を身に着けるのが、英会話力を独学する最短の方法です。
相手に伝わらなければ聞き返されるので、説明を追加しましょう。
自分より英会話力がある人が話し相手ならば、
「言いたいことって○○?」とフォローしてくれることもありますよ。
話相手に、質問ができるようになる。
ステップ③: 自分の意見を伝える
目的:交渉やプレゼンができるスキルを身に着ける
ステップ①、②のゴールを達成すれば、日常的な英会話の土台は出来上がりです。
漠然と「英語が話せるようになりたい」と思っているならば、ステップ②までで目標達成と感じるかもしれません。
ここからは、英語コミュニケーションでスキルアップするために、
自分の意見を話すトレーニングをしていきます。
使った教材①:ワールドニュース(オンライン英会話)
ここでも、オンライン英会話の利用が役立ちます。

このステップでは、ネイティブキャンプのワールドニュース教材を使いました。
世界のニュースを話題に、ニュース記事を聴く・読む、内容について自分の意見を言う、と
ステップ②よりも会話の要素が強い教材です。
英語の読む・聴く・話すの3技能を一気に練習できるのも効率的ですよ。
使った教材②:5分間ディスカッション(オンライン英会話)
もう1つ、オススメする教材は5分間ディスカッションです。
テーマを選ぶと講師から質問されるので、どんどん自分の意見を話していきましょう!
自分が使える単語を組み合わせて、言いたいことを言う、まさに会話の基本の練習です。
英会話の練習に効果的なオススメ教材3選は、以下で詳しく紹介しています。

勉強法:意見を言う、聴くを繰り返す
このトレーニングでは、意見を言うことも大切ですが、
相手の意見を聴くことにも注意しましょう。
意見や考えをお互いに話し合うことができれば、
仕事やプレゼンテーションでも使えるスキルの習得につながります。
話相手と、意見を交換できる。
ステップを飛ばした超勉強法→1人海外旅行の予定を入れる
ここまで英会話を独学するための3つのステップを紹介しましたが、
そんなステップをすっ飛ばして英会話を修得する方法があります。
それは、1人で海外旅行に行く予定を入れてしまうこと。
1人で行くとなれば、すべて話をしなければいけません。
本気でなんとかします。
私の初海外は、大学院生時代にいきなり1人で行けと言われたデンマークの国際会議。
渡航、宿泊、研究発表、全部1人です。
現地でお腹を壊したり。怪しげな人に煙草をせびられたり。
色々ありましたが、ちゃんと帰ってこられました。
この記事でご紹介したステップ①とステップ②の英会話サークルは実際に当時使っていた方法です。
言い方を変えれば、ステップ②までの独学勉強法でも
海外に1人で行って、旅するレベルの英語は身に着けることができます。
どちらも1500円~の自己投資で始められる勉強法なので、
「本気で英語を勉強するか、まだ分からない」という人にも始めやすいですよ。
余談ですが、1人で海外に行くと、想像を絶するほど開放感があります。
一人旅自体が自分の思うままに旅できるメリットがありますが、海外だと独特の高揚感もあってハマると思いますよ。
デンマーク・コペンハーゲンの見どころポイントは別の記事でまとめていますので、また海外に行ける日々が来た時のためにぜひご覧くださいー!
まとめ:できることから始めてみよう!
この記事では、英会話の独学勉強法を3つのステップでご紹介しました。
もちろん、このステップを入れ替えたり、アプリやテレビ番組など自分に合った英語の勉強法を取り入れるのもOKです!
英語が話せれば、仕事や学校だけでなく旅行の趣味にも活かせるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事では英会話の勉強法を中心にご紹介しましたが、TOEICの対策としても使えます。
単語力を鍛えることはリスニング・リーディングの両方で役立ちますし、英語を声に出して発音することで、リスニング対策にもつながりますよ。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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