2021年夏、アウトドアメーカーのTHE NORTH FACE(ノースフェイス)が抱っこひもを発表しました。
名前は、Baby Compact Carrier(ベイビーコンパクトキャリアー)。
アウトドアブランドの中でも人気の高いノースフェイスが、ベビー用品を開発してくれるのは、パパママにとって嬉しいですね!
この記事では、ベイビーコンパクトキャリアーの公式情報や、他ブランドとの比較をまとめてご紹介します!
11/25追記※
購入レビュー記事も追加しました!
Baby compact carrierの公式情報
2021年秋に発売開始
公式情報のソースは、THE NORTH FACEの日本国内販売権を持つGOLDWINのwebストアです。(11/17時点では在庫なし、11月下旬再入荷予定)
商品名 | ベビーコンパクトキャリアー(キッズ) Baby Compact Carrier |
価格 | 税込\24,200 ※公式サイト価格 |
カラー | ブラック(K)/ニュートープグリーン(NT) |
サイズ | ONE SIZE |
重さ | 本体 約370g スタッフバッグ(収納袋) 約30g |
ショルダーベルト | 50-100cmで調節可 |
ウエストベルト | 62-125cmで調節可 |
着用方法 | 対面抱っこ、おんぶ |
2021年9月に直営店やオフィシャルオンラインストアで発売開始となり、一躍パパママ界隈で話題になりました。
話題になった理由は、人気アウトドアブランドのTHE NORTH FACE初のベビーキャリアだから。
デザインに定評のあるTHE NORTH FACEだからこそ、期待値も高かったんですね。
デザインはさすがノースフェイス、男女兼用で、街中/アウトドアシーンどちらにも似合うカラーラインナップです。
そして商品名のコンパクト性を象徴するのが、本体重量370gという軽さ。
350mlの缶コーラ1本とほぼ同じ重さで、荷物が増えがちなパパママのお出かけにも強い味方になってくれます!
ベイビーコンパクトキャリアーのコンセプトは「首がすわったお子様と初めてのアウトドアに出かける」。
洗練されたデザインを身に着けて、家族でアウトドアデビューに使いたくなるキャリアーですね!
Baby Compact Carrierの特徴
発表当初から、高いデザイン性が注目されたベイビーコンパクトキャリアーですが、機能性も高いことがうかがえます。
約5分の公式動画もおんぶ、だっこ、収納方法を丁寧に紹介していて、購入前に確認できるのはありがたいポイントです。
メイン素材は、肌当たり/撥水性を重視
肌当たりが柔らかい、75デニールのポリエステルタフタをメイン素材に使用しています。
いきなり「デニール」や「タフタ」と専門用語が出てきましたが、要約すると「比較的薄手の生地に使われるポリエステルの糸を、縦横交互に交差させた平織り」という意味です。
- ポリエステルは糸の太さを表す単位。
- デニールの数字が大きいほど、糸が太い。
- キャンプ用テントには、68,75,150,210デニールなどが一般的に使われる。
- 生地の織り方の名称。
- 縦横交互に糸を交差する平織り。
- 表示は「190T」のように書かれ、数字は1平方インチの中に何本の糸があるかを意味する。
つまり、軽量なポリエステルを使いつつ、織り方を工夫することで強度を両立しているのが、ベイビーコンパクトキャリアーの強みということですね!
生地全体に撥水加工を施して水濡れに強いのも、アウトドアを楽しむ上で安心の機能。
水場のアウトドアや、急な悪天候にも対処できそうです。
背面の通気性、日よけのUV加工
背面部分はメッシュウィンドウがあるので、赤ちゃんの背中ムレの原因となる湿気を逃がしてくれます。
頭部をカバーする日よけはUV加工を施したストレッチメッシュ素材。
気になる紫外線の影響を避けながら、赤ちゃんの頭周りのムレ防止にも役立ちます。
アウトドアシーンだけではありませんが、冬場も意外と気になる赤ちゃんのムレ対策がしっかりと施されているのが安心ですね。
対面抱っこ/おんぶの2way使用
ベイビーコンパクトキャリアーでは、対面抱っこ/おんぶの2wayで使用できます。
どちらも首が座ったら使用可能です。
対面抱っこは赤ちゃんの体重13kgまで、おんぶは15kgまでが適用範囲です。
月齢で言うと、対面抱っこは生後24か月まで、おんぶは生後36か月までが目安ですよ。
これらの目安は、日本の一般財団法人 製品安全協会が定めた安全な製品基準をクリアしたSGマーク適合です。
あくまで目安なので、赤ちゃんの安全のためにも、使用前に必ずバックルやベルトを確認しましょうね。
洗濯は弱め洗い、干すときは吊って陰干し
アウトドアシーンで使うなら、汚れてしまうこともあるでしょう。
洗濯できるか、できるならどんな方法か、気にしておきたいですね。
ベイビーコンパクトキャリアーの洗濯表示を確認すると、次の7つが書かれています。
要約すれば、自宅で選択する場合「洗濯は30℃以下の水で弱め洗い、干すときは吊った状態で陰干し」ということです。
洗濯時には表示の禁止事項をしないように注意しましょう。
- 塩素系及び酸素系漂白剤の使用
- 乾燥機にかけること
- アイロンがけ
- ドライクリーニング
どうしても汚れがひどくてクリーニングに出したい場合、「ウェットクリーニング」という特殊な水洗い仕上げなら可能です。
クリーニング屋さんに「ウェットクリーニングできますか?」と確認してからお願いするのが確実ですね。
別売ブランケットと合わせれば寒さ対策も万全
ベイビーコンパクトキャリアーには、連結可能なベビーシェルブランケットが別売りされています。
ベイビーコンパクトキャリアー全体をまるっと覆ってくれるので、寒さ対策は万全ですね。
画像の下側、THE NORTH FACEのロゴの裏側は、ブランケット生地が折り返しになっているので、赤ちゃんの足もカバーできます。
寒さ対策+靴下を無くす心配も減りますよね。
また、フード部分は着脱可能なので、天候や時期に合わせて本体の日よけと使い分けられますよ。
ベビーキャリアーはもちろん、ベビーカーのお出かけ時に赤ちゃんのひざかけとしても使えます。
THE NORTH FACEブランドを着てベビーカーでお散歩、かっこ良いですね。
サイズ感:日本人の骨格に合う
ノースフェイスは海外メーカーなので、ベビーキャリアも体格の大きい人向け?と気になりますね。
ここからはエルゴなど、人気のベビーキャリアと次のサイズ感を比較していきます。
- ウエストベルト長さの調節範囲
- ショルダーベルト長さの調節範囲
ウエストベルト調節|エルゴより細い、napnapと同じ
Baby Compact Carrierのウエストベルトは、62-125cmの範囲で調整できます。
ベビーキャリアーの人気商品と言えば、エルゴベビー(Ergobaby)。
エルゴベビー専門店のSevenColorsのサイトによると、エルゴベビーの主力3シリーズ※のウエストサイズは、約60-132cmで調整可能とあります。
※オムニブリーズ、オムニ360、アダプト、の3シリーズ。
最も長い時に7cm、ベイビーコンパクトキャリアーの方が細いことになります。
もう1つ、比較対象として、napnapのベビーキャリアーとも比較しました。
napnapの公式オンラインストアによると、BASICやCOMPACTタイプのウエストベルトは、THE NORTH FACEとほぼ同じ、約60-125cmで調節可能でした。
napnapを選んだ理由としては、海外製品の規格よりも小柄な日本人夫婦をターゲットに設計しているためです。
ウエストベルトの点では、日本人の体格に合ったサイズ調節がしやすそうですね!
調節範囲 | |
[THE NORTH FACE] ベイビーコンパクトキャリアー | 62-125cm |
[エルゴベビー] オムニブリーズ/オムニ360/アダプト | 約60-132cm |
[napnap] BASIC/COMPACT | 約60-125cm |
ショルダーベルト調節|エルゴより短くできる
もう1つ、赤ちゃんをしっかりと抱くためのポイントは、ショルダーベルトの調節です。
ベイビーコンパクトキャリアーは50-100cmで調節可能に対して、
エルゴベビーは、約60-105cmで調節可能でした。
ショルダーベルトが緩いと、赤ちゃんの頭・胸とパパママの身体の間にスキマができて不安定になりやすいです。
呼吸がしやすいスペースを残しつつ、より細く調節できるTHE NORTH FACEの方が、小柄な人にも合っていると言えるかもしれません。
また、この記事の製作中には、napnapのショルダーベルト長さの数字を見つけることができませんでした。
情報が入れば、更新していきたいと思います。
調節範囲 | |
[THE NORTH FACE] ベイビーコンパクトキャリアー | 50-100cm |
[エルゴベビー] オムニブリーズ/オムニ360/アダプト | 約60-105cm |
[napnap] | 数値見つけられず。 |
こうして数字で見ると、海外メーカーのモデルでありながら、日本人の骨格にフィットするサイズ設計がされているようです。
軽さ・コンパクトさを重視する人にオススメ
この記事では、ノースフェイス初のベビーキャリアー、Baby Compact Carrierをご紹介しました。
アウトドア専門メディアだけでなく、子育て系メディアやSNSでも人気沸騰しているベビーキャリアー。
11月17日現在、GOLDWIN公式オンラインストアでは、再入荷待ちとなっています。
来年こそは、子どもたちとたくさんお出かけする機会が増えることを願いつつ、アウトドアの準備しておきませんか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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