アウトドアなど「体験」をテーマとするブログでは、自分の訪れた場所や体験したことの写真を掲載することも。
とはいえ、記事に掲載できるのはごく一部。泣く泣く掲載を断念した写真も多いと思います。
そんな写真を眠らせておくのはもったいないので、何とか公開して、あわよくば収入につなげられたら良いですよね。
この記事では、写真で収益を上げる方法としてストックフォトサービスのしくみと、オススメの3サービスをご紹介します。
【この記事を書いた人】
- ブログ3か月目。記事執筆数60本以上。
- サラリーマン。副業としてブロガー活動。
- 登山中は、1日最低でも50枚撮影。
- Twitter:@Beyond-s16
このブログの中の人自身、登山中は1日で50枚以上撮影してしまうことがほとんど。
ブログ記事に掲載しているのは、ごく一部です。
ブログとストックフォトの両輪で勧めれば、副収入アップのスピードも加速しやすいですね。
ストックフォトとは
そもそもストックフォトとは、登録された写真をダウンロードして使用できる仕組みです。
クリエイター登録した人が撮影した写真をアップロードして写真データが集まります。
写真を使いたい場合は、ユーザー登録してダウンロードします。
ストックフォトはロイヤリティフリー
ストックフォトでダウンロードした写真や動画データは、
基本的にロイヤリティフリーで使用できます。
ロイヤリティフリーとは、ストックフォトサービス側が決めた使用許諾の範囲内であれば、
著作権料等の支払いをせずに使用できるという意味です。
具体的な使用許諾の範囲としては、次のような項目が挙げられます。
- ブログのアイキャッチへの使用
- 個人・企業のポスター作成
- プレゼンテーション資料への挿入
(注意)各サービスの使用許諾を要チェック
前述のように、ストックフォトの使用許諾範囲は、各サービスによって異なります。
必ず使用前にチェックをしておきましょう。
ストックフォトで副業収入をもらえるしくみ
クリエイターは、自分が登録した写真がダウンロードされるたびに収入を得ることができます。
クリエイター側が自分の撮影した写真をアップロードすると、
写真の審査が行われます。
審査に通過した写真だけが、ユーザーに公開されます。
公開された写真をユーザーがダウンロードするたびに、
クリエイターには、サイト内のポイントやお金が付与されます。
そして、一定額が貯まれば換金ができる仕組みとなっています。
ダウンロード数が増えると、1枚のダウンロード単価が上がっていくサービスもあるので、
眠っている写真があれば、審査に出してみるのも良いかもしれませんね。
ストックフォトの大手3サイト
ストックフォトでオススメのサイトに、次の3つがあります。
写真AC
国内大手ストックフォト
写真ACは国内大手のストックフォトサービスです。
会員数は700万人以上、写真のダウンロード回数も1ヶ月で約200万件(2021年11月実績)と、
広く利用されているサービスです。
ユーザーは無料会員登録すれば、1日あたり9素材までダウンロードができます。
1日あたりでも、約7万件ダウンロードされているので、
初心者でも収益発生が期待できそうなことがポイントです。
1ダウンロードあたり3pt(3円相当)がもらえる
写真ACでは、1ダウンロードにつき、3ptがもらえます。
(※)人物が特定できる写真で、モデル自身の掲載許可(モデルリリース)を提出している場合は今井につき5ptとなります。
AIへの利用許可すればもらえるポイントがアップ
写真ACでは、AI(人工知能)に学習させる写真データも募集しています。
アップロードした写真をAIに学習させる利用許可をすれば、
1枚あたりのダウンロードポイントが、3pt→3.25pt(人物なら5pt→11pt)とアップします。
問題がなければ、AI利用を許可にしておくと、効率的にポイントが貯められますね。
5000pt以上で換金申請が可能に
5000pt以上貯まると、1000pt単位で楽天銀行へ換金申請ができます。
振込手数料が300円差し引かれてしまうので、
5000ptの換金を申請した場合、5000円(=5000pt)ー 300円 = 4700円が
振り込まれます。
楽天銀行以外への送金は不可
2021年12月現在、換金先の口座には楽天銀行のみが指定できます。
口座を持っていない人は口座開設から必要なので、要注意です。
また、申請から振込までは最長で30日程度かかるので、
気長に待つようにしましょう。
写真の著作権は写真ACに移る
写真ACの利用規約によれば、アップロードした著作権について次のように書かれています。
写真ACにアップロード後も、自分のSNS・ブログでの利用はOK
「著作権が移るから、自分では一切使えなくなるの?」と感じる人も多いと思いますが、
自分のSNSやブログへの掲載は問題ありません。
写真ACのヘルプセンターで公式に回答されています。
利用規約の関連すると思われる条文と合わせると、次のような考え方です。
- 独立の取引対象として頒布(販売、賃貸、無償配布、無償貸与など)することはNG
- (例)他のストックフォトサービスなどに登録
- 自分のSNS、ブログに掲載することはOK
本人確認までは写真のアップロードは不可
写真ACでは、自分の写真をアップロードするまでに本人確認手続きが必要です。
本人確認では、
住所や電話番号の登録に加えて、免許証等の公的証明書も求められます。
写真データをアップロードすればOKなので、スマホで撮影して送りましょう。
本人確認は平日1~2日程度かかるようです。
完了するまでは、写真投稿画面に進むことができませんでした。
Shutterstock
ニューヨークに本社を持つ企業
ニューヨークに本社を置くShutterstock(シャッターストック)は、
3億5,000万点以上のロイヤリティフリーのストックフォト等のデータを提供しているサービスです。
2003年の設立当初は、サブスク型のサービスでしたが、2008年からは1点からの利用も可能となっています。
1ダウンロードあたりの報酬額は書かれていない
シャッターストックでは、1ダウンロードあたりの報酬額が書かれていません。
1年あたりにダウンロードされた枚数によって、レベルが上がっていき、報酬額のパーセンテージが増えていくというもの。
「○○枚ダウンロードしてもらえたら、○○円」とハッキリわからないと不安、という人には
向かない仕組みかもしれません。
著作権はクリエイターが保有
シャッターストックでは、アップロードした写真の著作権をクリエイターが保有し続けることができます。
権利を保有したまま、販売できるのが、シャッターストックの魅力です。
他のストックフォトへのアップロードも可能
著作権をクリエイターが保有しているので、他のストックフォトサービスへアップロードして販売することも可能です。
シャッターストックの公式ブログで、次のようにコメントされているので、安心して他のサイトにも登録できますね。
クリエイター登録すれば、即写真アップロードOK
シャッターストックでは、クリエイター登録をすれば
即写真のアップロードが可能です。
実際に登録から最初の写真のアップロード完了まで10分ほどでした。
クリエイター登録はShutterstock contributorから
クリエイター登録は、Shutterstock contributorのサイトから「利用開始」を選択して進めます。
米国企業なので、住所や電話番号の登録にも半角英数字しか使えません。
英語で入力するようにしましょう。
Adobe Stock
Adobe社が展開するサービス
Adobeと言えば、AcrobatやPremiere proなど、ドキュメント、写真、動画に対応した各種ソフトを発売する大手企業。
そんなAdobeもストックフォトサービスを実施しています。
1枚あたり33%の報酬が発生
登録した写真データがダウンロードされると、写真購入者が支払った金額×33%が報酬となります。
写真購入者ごとにライセンス契約が異なるので、一概に○○円とはなりません。
実際にAdobe stockで稼いでいる人によれば、最低報酬が30円とも。
写真ACに比べると高単価といえます。
著作権はクリエイターが保有
Adobe stockではShutterstockと同じく、アップロードした写真の著作権は、クリエイターが保有できます。
自分の作品の権利を手放したくない場合は、著作権の保有が認められているサービスの方が安心ですよね。
アカウントができれば、即写真のアップロードOK
Adobe Stockは3つのストックフォトサービスの中で
最も早く写真のアップロードができます。
アカウントを作れば、住所等の登録もなしで、
即アップロードができるのがAdobe Stockの良いところ。
アップする写真が決まっているなら、アカウント作成から5分程度で審査依頼までできますよ。
まとめ:ブログと併用できる写真撮影を
この記事では、ストックフォトのしくみやオススメの3サービスについてご紹介しました。
特にアウトドアなど自分の体験を書いているブロガーさんなら、泣く泣く掲載しなかった写真もたくさん持っているはず。
撮り貯めた写真からストックフォトに回すことで、副業収入のアップにもつながりやすいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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