公開後にパーマリンクを変更したいと思うことがあります。
「謎の文字の羅列になっているから、変えたい」
「アルファベットでこなれた感じのパーマリンクにしたい」
こんな風に思っても、すぐにURL変更するのは待ってください。
この記事では60記事公開後にパーマリンク変更した当ブログを例に、
知っておくべきリスクや、変更後にすべき対応をまとめて紹介します。
【この記事を書いた人】
- 2021年10月ブログ開始。記事執筆数100本以上。
- サラリーマン。時々、ブロガー活動。
- パーマリンク変更から3か月間ドメインパワー0→5.5まで上昇中。
- Twitter:@Beyond-s16
【変更前に】パーマリンク変更のリスク
パーマリンクの変更は、SEO(検索エンジン最適化)に良くない影響が出ます。
理由は、「変更前のURLにアクセスできなくなり、サイトとしての信頼性が落ちる」から。
実例として、当ブログのドメインパワーと検索数を紹介します。
ドメインパワーが2.7から0.0へ
ドメインパワーのチェックに使ったのは「アクセスSEO対策ツールズ(https://www.ispr.net/)」。
パーマリンク変更前の最高は2.7、変更から2週間ほどで0.0へ。
0.0に落ちた理由として考えられるのは、ドメインパワーには被リンク数が影響するから。
被リンク獲得できていたURLが無効になったことで、一気に落ちたと考えています。
検索数は激減
検索数はパーマリンク変更の2週間後ごろから、どんどん減少します。
サーチコンソールで見ると顕著ですが、パーマリンク変更から年末にかけて徐々に減少。
そして、地に伏せる日々が続きます。
パーマリンク変更は大きなリスク
上で紹介したように、パーマリンク変更はSEOの観点で大きなリスクを伴います。
「ブログの流入の多くがSNS」という場合には、影響は小さいかもしれません。
しかし、内部のリンク切れ修正など、作業が増えるので注意した方が良いと思います。
それでも変えた理由→管理しきれなくなったから
ここまで挙げたリスクを理解の上で、当ブログがパーマリンクを変更した理由は
記事の管理に限界を感じたから。
元々は数字ベースのパーマリンクを設定していましたが、
何の記事か分からず、リンク設定などに時間がかかっていました。
変更時点で60記事以上を公開していたので、
実際に変更を始めてみると、内部リンクの書き換えが大変でした。
1年以上経った今でも、古い内部リンクが出てきて、修正することがあります。
ここからは、変更後の対応作業について紹介していきたいと思います。
対応①:リダイレクトを入れる
パーマリンク変更後に最も大切なことは、「旧URLから新URLへリダイレクト」を入れることです。
リダイレクトとは、アクセスしてくれた人を新URLへ自動的に案内すること。
旧URLをブックマークしてくれているユーザも、
リダイレクトによって新URLのページへ移動します。
プラグイン「Redirection」がシンプルで使いやすい
この設定をしておかないと「404エラー」が発生します。
404エラーとは、「そのURLが既に存在しない=削除されたページ」にアクセスしようとすると表示されるエラーです。
ブログに404のページが存在すると、SEOから「信頼性の低いページ」と見なされて評価が下がります。
新URLをサーチコンソールに登録
旧URLが既にSEO登録されていますが、新URLの方もサーチコンソールに登録していきます。
理由は、リダイレクトよりも「ページ表示速度」が速いから。
ページ表示速度は、ユーザビリティ(ユーザにとってのページの使いやすさ)と直結します。
ページをクリックしても、開くのが遅いと、
別のページを探しちゃいますよね。
ユーザビリティを上げるためにも、ページ表示速度を速くしておきましょう。
クロールの多いページにリンク入れる
新URLが早くSEOに認識されるように、クロールの多いページに内部リンクを入れるようにしています。
膨大な情報が毎日更新されるwebの世界では、ページ数に対してSEOのクロールがどうしても遅く感じられます。
これらを避ける方法として、「既にGoogleに登録されているページ」から内部リンクを作ります。
登録されているページを更新することで、新URLの存在をSEO側に早く知らせて、
新URLの登録をすすめましょう。
まとめ:変える前にもう一度考えて
パーマリンク変更は、大きなリスクを伴います。
それでも、この記事を読んでいるあなたは、「パーマリンクを変更する必要」に駆られているのではないでしょうか。
経験談として伝えられるのは、次の3点です。
- 検索流入の減少や、ドメインパワーの低下は覚悟する。
- リダイレクト設定はコツコツと。
- 定期的にすべての記事を見返して、リンク切れを早期発見。
適切に対処すれば、SEOへの影響は小さくすることができます。
長いブログ生活、挫けずに書き続けていきましょう。
今日は以上です。
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